災害時の生理用品の捨て方は?避難所でのマナーとトラブル対策

災害時の生理用品の捨て方は?避難所でのマナーとトラブル対策

こんにちは、暮らしのおたすけ帳のサチです。災害時、私たちは衣食住の確保に頭がいきがちですが、女性にとって切実な問題となるのが生理用品のこと。特に、避難所生活などいつもと違う環境で、使用済みのナプキンをどう処理すればいいのか、どのくらい備蓄しておけばいいのか、不安に思うこともありますよね。

サニタリーボックスが設置されていない公共施設だったらどうしよう、災害時のうんこなど排泄物の処理はどうなるの?といった衛生面の心配事も尽きません。また、いざという時にナプキンが足りなくなってしまったら、代用品でしのがなければならない状況も考えられます。

さらに、心ない「不謹慎」という言葉やトラブルに巻き込まれないためにも、正しい知識とマナーを知っておくことは自分を守ることにもつながります。

  • 災害時や避難所における生理用品の正しい捨て方とマナーについて理解できます
  • サニタリーボックスの現状や男性用トイレへの設置の動きについて学べます
  • 生理用品をめぐるトラブル回避法や「不謹慎」という声への対処法がわかります
  • いざという時に役立つ生理用品の備蓄量の目安や代用方法を知ることができます
目次

避難所など災害時の生理用品の捨て方と基本マナー

避難所など災害時の生理用品の捨て方と基本マナー

災害が発生して避難所生活が始まったとき、多くの女性が直面するのが「生理用品の捨て方」の問題です。自宅とは違い、プライバシーが確保しづらい場所や、ゴミの回収が滞る状況では、いつも以上に周囲への配慮と衛生管理が必要になります。ここでは、災害時における生理用品の捨て方の基本と、知っておきたいマナーについてお話しします。

ナプキンはそのまま捨ててもいいですか?

結論から言うと、使用済みのナプキンをそのまま捨てるのは絶対にNGです。

災害時は水が自由に使えないことも多く、衛生環境が悪化しやすい状況にあります。そのまま捨ててしまうと、経血による感染症のリスクが高まるだけでなく、強烈なニオイの原因となり、周囲の人に不快感を与えてしまうことになります。これは、避難所という共同生活の場では特に重要なマナーです。

捨て方のポイント

使用済みのナプキンは、トイレットペーパーや新しいナプキンの包装紙でしっかりと包み、経血が見えないようにしましょう。さらに、密閉できるビニール袋に入れるのが理想的です。

私自身も防災ポーチには、中身が見えない黒いポリ袋や、防臭効果のある袋(BOSなど)を必ず入れています。「自分が出したゴミは自分で管理する」という意識を持つことが、自分も周りも守ることにつながるのかなと思います。

災害時は何ゴミに捨てますか?

災害時のゴミの分別は、その地域の自治体や避難所のルールによって異なりますが、一般的に生理用品は「可燃ごみ(燃えるゴミ)」として扱われることがほとんどです。

ただし、災害直後はゴミ収集車が来られないことも想定されます。そのため、すぐに捨てられない状況が続くかもしれません。そんな時は、自分のスペースで保管しなければならないこともあります。

注意点

トイレに流すのは厳禁です。断水や配管の破損が起きている災害時にナプキンを流すと、トイレが詰まり、避難所全体のトイレが使えなくなるという最悪の事態を招きかねません。

「何ゴミか?」という以前に、「どこに捨てるか」が決まっていない場合もあります。避難所の運営ルールをよく確認し、指定された場所に捨てるようにしましょう。もし指定場所がない場合は、持ち帰るのが基本マナーです。

サニタリーボックスに捨てていいものは何ですか?

サニタリーボックス(汚物入れ)は、基本的に「生理用品」を捨てるためのゴミ箱です。具体的には、使用済みのナプキン、タンポン、おりものシートなどが該当します。

時々、トイレットペーパーの芯や、使い終わったティッシュ、ガムの包み紙などを捨ててしまう方がいるようですが、これはマナー違反となることが多いです。特に災害時はゴミの回収頻度が下がるため、余計なゴミでボックスがいっぱいになってしまうと、本当に捨てたい人が捨てられなくなってしまいます。

また、最近では「吸水ショーツ」や「布ナプキン」を使っている方もいるかもしれません。これらは使い捨てではないため、サニタリーボックスには捨てず、持ち帰って洗濯する必要があります。災害時は洗濯も難しいので、使い捨てのナプキンを備蓄しておくのが無難かもしれませんね。

公共施設のサニタリーボックスの現状

サニタリーボックス設置義務はあるの?

災害時には公共施設が避難所になることが多いですが、そこでのサニタリーボックスの設置状況はどうなっているのでしょうか。

女性用トイレには基本的に設置されていますが、災害時には多くの人が利用するため、すぐに溢れてしまうという問題があります。過去の震災でも、「サニタリーボックスが汚物で溢れかえっていて使えなかった」という声が多く聞かれました。

男性用トイレへの設置も進んでいます

近年、前立腺がんや膀胱がんの手術後などで「尿漏れパッド」を使用する男性が増えており、男性用トイレにもサニタリーボックスを設置する動きが広がっています。災害時には、このボックスが生理用品の廃棄場所として活用される可能性もあるかもしれません。

しかし、すべての公共施設に十分な数のサニタリーボックスがあるわけではありません。やはり、「捨てられないかもしれない」という前提で、自分で処理袋を用意しておくことが大切だと私は思います。

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サニタリーボックス設置義務はあるの?

「そもそも、トイレにサニタリーボックスを置くことは法律で決まっているの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。

実は、労働安全衛生規則などの法律で「女性用トイレを設けること」は定められていますが、「個室内にサニタリーボックスを設置すること」自体を直接的に義務付ける法律の条文はないのが現状のようです。(※正確な情報は法令をご確認ください)

とはいえ、厚生労働省のガイドラインや「事務所衛生基準規則」において、清潔を保つための措置として汚物入れの設置が求められる解釈が一般的です。つまり、義務というよりは「衛生管理上、設置すべきもの」という認識ですね。

災害時には、仮設トイレが設置されることもありますが、そこまで手が回らずサニタリーボックスがないケースも多々あります。「あって当たり前」と思わず、ない場合の対策を考えておくことが重要です。

災害時のうんこはどうする?

少し言葉はあけすけですが、災害時に非常に深刻なのが「排泄(うんこ)」の問題です。生理用品の処理と同様に、排泄物の処理も衛生環境を守る上で避けては通れません。

断水して水が流れないトイレで用を足すと、あっという間に便器が溢れ、悪臭や感染症の温床になります。そこで活躍するのが「簡易トイレ(携帯トイレ)」です。

種類特徴生理用品の処理
便座設置型洋式トイレに袋を被せて凝固剤で固めるタイプ。最も一般的。汚物と一緒に固めて捨てることも可能(防臭袋推奨)。
携帯型小さな袋状で、どこでも使えるタイプ。車中泊などに便利。生理用品のゴミ袋としても代用可能。

実は、生理用品の処理用に準備している「防臭袋」は、うんちの処理にも非常に役立ちます。災害用トイレの備蓄と一緒に、生理用品や排泄物を密閉して保管できる防臭袋(BOSなど)を多めに用意しておくと、いざという時に本当に助かりますよ。

災害時の生理用品の捨て方と備蓄やトラブル対策

災害時の生理用品の捨て方と備蓄やトラブル対策

災害時には、物理的な「捨て場所がない」という問題だけでなく、周囲の理解不足からくるトラブルや、手持ちが尽きてしまう不安など、精神的なストレスも重なります。ここでは、そんなトラブルを回避するための知恵や、いざという時の備えについて深掘りしていきましょう。

生理用品を巡るトラブルへの対策

避難所生活では、生理用品を巡っていくつかのトラブルが想定されます。

  • ゴミのトラブル: 使用済みナプキンが適切に処理されず、悪臭や見た目の不快感からクレームになる。
  • 配布のトラブル: 支援物資として届いた生理用品が、男性の手で配布され、受け取りにくい雰囲気になる。
  • 置き場所のトラブル: 個人のスペースが狭く、生理用品や汚物袋を置いておく場所がない。

これらのトラブルを避けるためには、やはり「見せない」「臭わせない」工夫が第一です。中身が見えないポーチや巾着袋を活用し、トイレに行く際もそれとわからないように持ち運ぶのがスマートです。

また、もし生理用品が不足して困っている場合は、勇気を出して女性の運営スタッフや看護師さんなどに相談してみましょう。同じ女性同士であれば、事情を汲んで対応してくれることも多いはずです。

生理用品は不謹慎という声への対処

信じられないかもしれませんが、過去の震災時には、支援物資として生理用品を求めた際に「非常時に不謹慎だ」「贅沢品だ」といった心ない声が上がったという事例があったそうです。

これは、生理に対する知識や理解が不足していることが原因の一つです。「我慢できるものではない」「止めることはできない生理現象」であるという認識が、一部の人には欠けているのかもしれません。

もしそのような声に直面したり、雰囲気を察したりした場合は、真正面から戦うのではなく、「衛生用品として必要不可欠である」という点を強調して伝えるのが良いでしょう。「怪我の手当てと同じで、清潔に保たないと病気になる」と説明すれば、理解を得やすいかもしれません。

私たちにできること

普段から家族やパートナーと生理や防災について話しておくことも大切です。男性も「女性の生理用品は災害時の必需品」という認識を持っていれば、いざという時に味方になってくれます。

備蓄量はどのくらい必要ですか?

生理用品は不謹慎という声への対処

では、災害に備えて生理用品はどのくらい備蓄しておけば安心でしょうか?

一般的には、「最低でも1周期分」、できれば「2周期分」あると安心だと言われています。災害のストレスで周期が乱れたり、経血量が増えたりすることもあるからです。

  • 昼用ナプキン: 多めに用意(20〜30枚程度)
  • 夜用ナプキン: 頻繁に交換できない時に便利(10枚程度)
  • おりものシート: 下着を替えられない時の汚れ防止に役立つ
  • ショーツ型ナプキン: 漏れの心配が少なく、下着代わりにもなる

私は「ローリングストック法」をおすすめしています。普段使っているナプキンを多めに買い置きし、使ったら買い足すという方法です。これなら、特別な準備をしなくても常に新しいものが手元にあり、保管場所の期限切れも防げますね。

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ナプキンがない時の代用方法

どんなに備えていても、想定外の事態でナプキンが尽きてしまうこともあるかもしれません。そんな時に役立つ「代用アイデア」を知っておくだけで、パニックを防げます。

1. 清潔な布やタオルハンカチを使う
ハンカチやタオルを折りたたみ、あて布として使います。使い古しのTシャツなどを切って使うのも一つの手です。ただし、こまめに交換しないとかぶれの原因になります。

2. ティッシュペーパーとラップを活用する
ティッシュを分厚く重ねて、その下にラップを敷くことで、防水効果を高めることができます。ガムテープなどで下着に固定するとズレにくくなります。

あくまで応急処置です

これらはあくまで一時的な代用方法です。衛生面や吸収力は専用品には劣りますので、感染症予防のためにも、できるだけ早く正規の生理用品を入手するようにしてください。

まとめ:災害時の生理用品の捨て方を再確認

まとめ:災害時の生理用品の捨て方を再確認

災害時の生理用品の捨て方やマナー、備蓄についてお話ししてきました。避難所生活では「ゴミをどうするか」は自分だけでなく、共同生活を送る全員にとって大切な問題です。

  • 使用済みナプキンは中身が見えないように包み、密閉袋に入れる。
  • 捨てる場所(可燃ごみなど)は現地のルールに従い、なければ持ち帰る。
  • サニタリーボックスがない場合を想定し、防臭袋(黒いポリ袋)を備蓄する。
  • 「不謹慎」という声には衛生管理の必要性を伝え、理解を求める。
  • ローリングストックで、常に1〜2周期分は手元に置いておく。

「災害時 生理用品 捨て方」と検索されたあなたは、きっと防災意識が高く、周囲への配慮ができる方だと思います。その意識がいざという時にあなた自身を守るはずです。この記事が、少しでもあなたの防災の備えのヒントになれば嬉しいです。

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