災害時や長時間のドライブ、登山の際、女性用の携帯トイレはどこに売ってるのだろうと困った経験はありませんか。いざという時、車の中で使えるのか、使い方は難しいのか、周りの目が気になる場合はポンチョがあれば安心なのか、様々な疑問が浮かびます。100均やドラッグストア、セブンイレブンやファミマといったコンビニで手軽に買えるのか、あるいは防災や登山におすすめのものはあるのか。また、ダイソーに携帯トイレはありますか？という具体的な疑問や、緊急時におむつで代用できるのかという点も気になるところです。この記事では、そんな女性向け携帯トイレの販売場所から選び方、使い方まで、あらゆる情報を網羅して解説します。
この記事でわかること
- 女性向け携帯トイレが購入できる具体的な店舗
- 用途や機能に応じたおすすめの携帯トイレの選び方
- 災害時や車内で役立つ携帯トイレの使い方と注意点
- 100均商品の特徴やコンビニでの取り扱い状況
携帯トイレ女性どこに売ってる？販売場所編
- 100均でも手に入る携帯トイレ
- ドラッグストアでの販売について
- セブンイレブンやファミマの取り扱い状況
- 車に常備しておきたいタイプ
- おすすめ登山用トイレの特徴
100均でも手に入る携帯トイレ
携帯トイレは、100円ショップでも手軽に購入することが可能です。ダイソーやセリア、キャンドゥといった大手100円ショップの防災グッズコーナーや、店舗によってはアウトドア・トラベル用品売り場に置かれていることが多いでしょう。
100均で販売されている携帯トイレの最大のメリットは、何と言ってもその価格です。110円（税込）という低価格で、緊急時の備えを始められるのは大きな魅力と考えられます。試しに使ってみたいという方や、防災リュック、車、職場など、複数の場所に備えておきたい場合にコストを抑えられる点は利点です。
ただ、注意点もあります。多くの商品は1回分や数回分の使い切りタイプであり、吸収量も約300cc〜500cc程度と、成人の1回の排尿量（200cc〜400cc程度）に対してぎりぎりの設定であることが少なくありません。切羽詰まった状況では容量が不足する可能性も考慮しておく必要があります。また、大便に対応した商品は少なく、ほとんどが小便専用です。長期的な備蓄を考える場合は、100均の商品だけで備えを万全にするのは難しいかもしれません。
ドラッグストアでの販売について
携帯トイレは、ウエルシアやマツモトキヨシ、ツルハドラッグ、スギ薬局といった全国展開のドラッグストアでも販売されています。衛生用品や介護用品、防災グッズのコーナーに置かれていることが一般的です。
ドラッグストアで扱う携帯トイレは、100円ショップのものと比較して種類が豊富な傾向にあります。消臭機能や抗菌機能が強化された製品、女性が使いやすいように受け口が広く設計された専用品など、機能性に優れた商品を見つけやすいのが特徴です。例えば、ケンユーの「プルプルレディ」シリーズのように、女性の身体に合わせて開発された商品が手に入りやすいでしょう。
価格帯は1個あたり数百円からとなり、100均よりは高価になりますが、その分、吸収量が多い、ニオイ漏れ対策がしっかりしているといった安心感を得られます。他の衛生用品や薬を購入するついでに、質の良い携帯トイレを探せる点がドラッグストアの利便性と言えます。ただし、店舗の規模によっては品揃えが限られる場合もあるため、特定の製品を探している場合は事前に問い合わせると確実です。
セブンイレブンやファミマの取り扱い状況
急な必要に迫られた際、24時間営業のコンビニエンスストアで携帯トイレが手に入るかは非常に気になるところです。
セブンイレブンやローソンでは、防災用品を取り扱っている一部の店舗で携帯トイレが販売されている場合があります。特に、高速道路のサービスエリアやパーキングエリア内の店舗、観光地の店舗などでは、需要を見越して置いている可能性が比較的高まります。
一方、ファミリーマートでは、2024年時点の情報によると、携帯トイレの常時取り扱いはないようです。もちろん、これは店舗の方針や地域によって変動する可能性があるため、一概には言えません。
総じて、コンビニでの携帯トイレの入手は「店舗による」というのが実情です。品揃えも基本的な小便用のものが中心で、選択肢は限られます。あくまで緊急時の最終手段と考え、防災用の備蓄としては、品揃えが豊富なホームセンターやオンラインストアで事前に準備しておく方が賢明です。
車に常備しておきたいタイプ
長時間のドライブや交通渋滞、あるいは災害時の避難生活において、車はプライベートな空間を確保できる重要な拠点となります。そのため、車内に携帯トイレを常備しておくことは非常に有効な備えです。
車での使用を想定する場合、いくつかのポイントがあります。まず、コンパクトで収納しやすいことが挙げられます。グローブボックスやドアポケット、シート下の収納スペースなどに収まる薄型のものが適しています。
次に、使用時の安定性とプライバシーの確保が大切です。受け口が広く、安定して自立するタイプは、揺れる車内でもこぼしにくく安心して使えます。また、ダイソーで販売されているような「目かくしポンチョ」がセットになった商品や、別途ポンチョを用意しておくと、同乗者や車外からの視線を気にせず使用できます。前掛けシートが付属している商品も、衣服の汚れを防ぐのに役立ちます。
消臭・防臭機能も欠かせません。使用後のニオイが車内に充満するのを防ぐため、凝固剤に消臭成分が含まれているものや、密閉性の高い防臭袋が付属している製品を選ぶと快適さが大きく向上します。
おすすめ登山用トイレの特徴
登山やハイキングといったアウトドア活動では、自然環境への配慮が大前提となります。そのため、登山用の携帯トイレには特有の機能が求められます。
最も重要なのは、軽量かつコンパクトであることです。荷物の重量を少しでも減らしたい登山において、かさばらず、リュックの中で場所を取らない製品が好まれます。個包装で薄型のタイプが一般的です。
また、環境保全の観点から、使用後の持ち帰りが必須です。このため、防臭性能が非常に重要になります。強力な凝固剤で水分をしっかり固め、液漏れを防ぐことはもちろん、チャック付きの密閉袋や、BOS（ボス）のような高性能な防臭袋がセットになっている製品が強く推奨されます。これにより、使用済みのトイレをリュックに入れて持ち帰る際の不快感やニオイ漏れを最小限に抑えることができます。
株式会社総合サービスが提供する山ガール向けの「Sanita-clean」のように、デザイン性にも配慮し、持ち歩くのが恥ずかしくないようなパッケージの製品も登場しています。自然の中で安心して用を足し、かつ環境に負荷をかけないために、これらの特徴を備えた登山専用の携帯トイレを選ぶことが大切です。
携帯トイレ女性どこに売ってる？選び方とQ&A
- 女性におすすめの携帯トイレとは
- プライバシーを守るポンチョ
- 携帯トイレの基本的な使い方
- 非常時におむつは代用できるか
- ダイソーに携帯トイレはありますか？
- まとめ：携帯トイレ女性どこに売ってる？
女性におすすめの携帯トイレとは
女性が携帯トイレを選ぶ際には、男性とは異なる視点での配慮が求められます。いくつかのポイントを押さえることで、いざという時に安心して使える製品を見つけることができます。
受け口の広さと形状
女性の体の構造上、排尿時に飛び散りを防ぐためには、局部をしっかりとカバーできる「受け口の広い」タイプが不可欠です。女性用に設計された製品の多くは、この受け口がワイドになっていたり、体にフィットしやすいように柔らかい素材が使われていたりします。安心して使用するためにも、この点は最も重視したいポイントの一つです。
機能性（消臭・抗菌・防臭）
使用後のニオイは、特に気になる問題です。凝固剤に強力な消臭・抗菌成分が含まれている製品を選ぶと、不快なアンモニア臭などを素早く抑えることができます。また、使用済みの袋を保管・持ち運ぶ必要があるため、袋自体の密閉性や防臭性能も非常に大切です。中身が透けにくい色の袋であるかも、心理的な安心感につながります。
【タイプ別】おすすめ商品の比較
ここでは、用途に応じたおすすめの携帯トイレを比較します。ご自身の利用シーンに合ったものを選ぶ参考にしてください。
| 製品名 | タイプ | 主な特徴 | 価格帯目安 |
| トイレの女神PREMIUM | 使い捨て（大便対応可） | 国産の高性能凝固剤、15年の長期保存が可能。防災備蓄に最適。 | ¥2,000〜¥7,000 |
| プルプルレディⅡ (ケンユー) | 使い捨て（小便用） | 女性専用設計で受け口が広い。コンパクトで持ち運びに便利。 | ¥500〜¥700 |
| どこでもミニトイレ | 使い捨て（大便対応可） | ワイドな受け口で自立可能。大容量で安心感がある。 | 約¥1,500 |
| Sanita-clean (総合サービス) | 使い捨て（大便対応可） | おしゃれなデザイン。高密閉チャック袋付きで登山用に適している。 | 約¥550 |
| コ・ボレーヌ (ピップヘルス) | 洗浄式（尿器） | 洗って繰り返し使えるため経済的。主に在宅介護などで利用。 | ¥4,000〜¥5,000 |
これらの情報を参考に、防災用、日常の携帯用、アウトドア用など、目的に合わせて最適な携帯トイレをお選びください。
プライバシーを守るポンチョ
携帯トイレを使用する際、特に女性にとって大きな障壁となるのが「人目」の問題です。災害時の避難所や、高速道路での渋滞中、あるいは登山の休憩場所など、周囲に人がいる状況で用を足すことには強い抵抗を感じるでしょう。
この問題を解決するのが「目隠しポンチョ」です。頭からすっぽりとかぶることで、体を覆い隠し、プライベートな空間を即座に作り出すことができます。素材は、外から中の様子が透けて見えない、濃い色や不透明なものが一般的です。
携帯トイレの製品によっては、このポンチョがセットになっているものもあります。ダイソーでは「目かくしポンチョ簡易トイレセット」が220円（税込）で販売されており、トイレとポンチョを一緒に、かつ安価に揃えることが可能です。
もしポンチョ付きでない携帯トイレを選ぶ場合でも、ポンチョ単体で用意しておくことを強くおすすめします。防災グッズとして販売されているもののほか、100円ショップのレインコートなどで代用することもできます。ポンチョはトイレの目隠しだけでなく、雨具や防寒着としても活用できるため、防災リュックに一つ入れておくと様々な場面で役立ちます。
携帯トイレの基本的な使い方
携帯トイレは製品によって細かな違いはありますが、基本的な使い方は共通しています。いざという時に慌てないよう、手順を理解しておくことが大切です。
- 準備: まず、パッケージから携帯トイレ本体（袋）と凝固剤を取り出します。製品によっては、最初から袋の中に凝固剤が入っているタイプもあります。便器にかぶせて使うタイプの場合は、便座を上げて袋を便器にセットし、便座を下ろして固定します。
- 使用: 袋の口をしっかりと広げ、用を足します。この際、袋が安定するように持つか、便器やバケツなどにセットすると使いやすくなります。
- 凝固: 使用後、凝固剤が別になっている場合は、排泄物の上にまんべんなく振りかけます。凝固剤は水分を吸収して素早くジェル状に固め、ニオイを閉じ込める役割を果たします。
- 処理: 排泄物が固まったことを確認したら、袋の口をしっかりと結びます。多くの製品には、その袋を入れるための持ち帰り用の防臭袋が付属しているので、二重にして密閉します。処分する際は、お住まいの自治体のルールに従ってください。多くの場合、可燃ごみとして捨てることができますが、事前に確認しておくと安心です。
初めて使う際は、思いのほか焦ってしまうことがあります。可能であれば、平時に一度試しておくと、実際の場面でもスムーズに対応できるでしょう。
非常時におむつは代用できるか
災害時など、携帯トイレが手に入らない場合に「大人用紙おむつ」で代用できるのではないか、と考える方もいるかもしれません。実際に、紙おむつは優れた吸収材（高分子吸水ポリマー）を使用しているため、物理的に尿を吸収することは可能です。
メリットとしては、携帯トイレよりもドラッグストアやスーパーで手に入りやすく、普段から介護などでストックしている家庭もある点が挙げられます。また、装着してしまえば両手が空くという利点もあります。
一方で、デメリットや注意点も存在します。最も大きな課題は、心理的な抵抗感です。普段おむつを使い慣れていない人が、おむつの中に排泄することに強い抵抗を感じ、うまく用を足せないケースは少なくありません。防災士のコラムなどでも、この心理的なハードルが指摘されています。
また、携帯トイレのように排泄物を瞬時に固めるわけではないため、ニオイが広がりやすいという問題もあります。使用後の処理も、密閉できる袋がなければ衛生的に保管するのが難しいでしょう。
これらの点から、おむつはあくまで最終手段と考えるのが賢明です。代用を検討する場合は、防臭袋を併用するなどの工夫が求められます。基本的には、排泄専用に設計された携帯トイレを準備しておくことが、心身のストレスを軽減する上で最も確実な方法と言えます。
ダイソーに携帯トイレはありますか？
前述の通り、ダイソーでは携帯トイレが販売されています。低価格で手軽に防災準備を始められるため、多くの人に利用されています。
2024年11月時点のダイソーネットストアや店舗の情報によると、以下のような商品が確認できます。
- 携帯ミニトイレ（1回分、税込110円）: ファスナー付きの袋に凝固剤が入っているタイプです。コンパクトで持ち運びに便利ですが、吸収量は約300ccとされています。
- 非常用簡易トイレ（10セット、税込550円）: こちらは便器にセットして使うタイプで、凝固剤と汚物袋が10回分入っています。コストパフォーマンスが高いですが、使用後の処理袋は付属していないため、別途用意する必要があります。
- 目かくしポンチョ簡易トイレセット（1回分、税込220円）: 簡易トイレ1回分に加えて、プライバシーを確保できるポンチョがセットになっています。屋外での使用を想定する場合に非常に便利な商品です。
ダイソーの携帯トイレは、価格が魅力である一方、吸収量や付属品（処理袋の有無など）の面で、専門メーカーの製品に劣る部分もあります。緊急用としていくつか備えておきつつ、長期的な備蓄や絶対的な安心感を求める場合は、ホームセンターやオンラインショップでより高機能な製品を併せて準備するのがおすすめです。
まとめ：携帯トイレ女性どこに売ってる？
この記事では、女性向けの携帯トイレの販売場所から選び方、使い方までを詳しく解説しました。最後に、重要なポイントをまとめます。
- 携帯トイレは100均、ドラッグストア、ホームセンター、コンビニ、通販などで購入できる
- 100均（ダイソー、セリア等）は安価だが、小便用で吸収量が少なめの製品が多い
- ドラッグストアでは機能性の高い女性向け製品が見つかりやすい
- コンビニでの取り扱いは店舗により異なり、緊急時の選択肢となる
- ホームセンターは防災やアウトドア用など種類が豊富
- 通販サイトは最も品揃えが多く、口コミを参考に比較検討できる
- 女性が選ぶ際は「受け口の広さ」が最も重要なポイント
- 消臭・抗菌機能があると使用後の不快感を軽減できる
- 人目が気になる場所では「ポンチョ付き」が非常に役立つ
- 車用にはコンパクトで安定性のあるタイプがおすすめ
- 登山用は軽量で防臭性能が高いことが必須
- 大便に対応しているかは製品によって異なるため確認が必要
- 基本的な使い方は「袋に用を足し、凝固剤で固めて、袋を縛る」という流れ
- 大人用紙おむつでの代用は可能だが、心理的抵抗やニオイの問題がある
- いざという時に慌てないため、一度試しておくと安心
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